結婚25年目に撮った幸せな結婚写真

私の両親の結婚当初の写真は残っていません。というか、結婚写真自体、撮影していないとの事でした。そうなるともちろん正式に式もあげていません。籍を入れて、二人の結婚生活が始まり、私を妊娠出産して、核家族になり、今に至るという地味な流れらしいのです。私は二年前に結婚し、披露宴をあげ、その際に幸せな結婚写真を撮影していましたので、両親にも結婚写真くらいは撮っていてもよかったんじゃないかという思いはありました。去年の両親の結婚記念日を前にして、父親が、母親に対して素晴らしいサプライズプレゼントを思い付きました。なんと結婚二十数年目にして、結婚写真を撮ろうというのです。母親にはこの計画は当日まで秘密です。なんてったってサプライズなのて。

母親は、例年通り何も起こらない普通の結婚記念日を想像していたことでしょう。その日の当日は、朝からみんななにくわぬ顔でそれぞれの準備を始めました。偶然にも私の妹が結婚を控えてましたので、妹が「今日、ドレスを選びに行く予定だったが、一緒に行く婚約者が仕事にいかなくてはいけなくなったので、代わりに一緒にきてほしい」といいなんなく連れ出し成功!私もそれに便乗して一緒に付き合うことに。それを聞いていた父親も「暇だから行く」と半ば無理矢理な感じではあるけど、とりあえず母親にバレずにみんなで写真館に行く事に成功しました。写真館に行くと、予約の名前は妹でなく母親…「あれ?」とここで母親が不思議に感じ始めた所で種明かしです。「ほんとは妹のドレスデン選びではなくお母さんとお父さんの結婚写真を撮りにきたんだよ」と!!そのときの母親の嬉しさに溢れるびっくりした顔と、父親の誇らしげな顔はずーっと忘れないと思います。

それから何時間かかけ母親のドレス選びにメイクアッブ、ヘアメイク、父親のタシキード選びをし、無事に撮影を終えました。私たち姉妹にとっても父親にとっても、そしてもちろん母親にとっても忘れられない思い出になりました。写真撮影を終えたあとでも、母親が「まだ信じられない」と言っていたのを覚えています。結婚する時に写真を撮るのはもちろんですが、そのタイミングがなかったカップルには、私の両親のように遅れて結婚写真を撮影しても、充分に幸せな結婚写真になると思います。今でも実家の居間にはその時の結婚写真が飾られていて、実家に帰るたび、この写真を見るたび、とても素敵な気持ちになります。

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